『改訂2版 わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門』湊川あい

 

実は、第一版も読んでいるこちらの書籍。その時も非常にわかりやすかった記憶があるので、第二版になったものを購入してGitの復習をしている。

コマンドだけでなく、SourceTreeの使い方がきちんと書いてあるところがありがたく、初心者がGUIから使い方を学んでいくのに適している。細かいGitHubのUIが本書とは変わっていたりもするので、そこは適宜自分で調べる必要はあるが、といってもそんな箇所は少ない。ただ、公開鍵と秘密鍵を自分で作成して登録する過程が少し面倒くさいのでそこで詰まってしまう人はいるかもしれない。特に、Windowsユーザーは自分でGitHub公式の情報を参照して頑張る必要がある。

改めて読んでも、リポジトリの概念やリモートとローカルの差異によるコマンドの理解など的確でとても分かりやすい。

以下、本書の内容を自分なりにまとめたものとなる。

CHAPTER1 Gitって何?

p29 企業によってはGitHubのようなクラウドの利用を禁止されているところもあると思うがその場合はいかのようなツールを社内サーバーに構築することによって、社内版GitHubとして利用できる。

GitHub Enterpriseプラン

・Bitbucketオンプレミスプラン

・GitLab

・GitBucket

CHAPTER2 個人でGitを使ってみよう

p44 まずはリポジトリを作成して、管理したいフォルダをGitに登録する。該当ファイルには.gitファイルが存在するようになる。

git init 今いるディレクトリをGitリポジトリとして認定する

p61 Gitにおいて変更を記録するためには以下の手順を踏む。

1.作業する

2.ステージする(撮影台に載せる)

3.コミットする(スナップショットを撮る)

git status 作業したディレクトリの状態を確認する

git add ファイル名 指定したファイルをステージする

git commit -m "コミットメッセージをここに書く" コミットメッセージを添えてコミットする

p77 ファイルの状態を特定の時点に戻るためにはチェックアウトを利用する。

CHAPTER3 複数人でGitを使ってみよう

p101 SSH接続の設定を使用

*ここが一番手こずったところで詳細が書籍内にないので色々調べた。以下、Notionページに詳細をまとめた。

profuse-hospital-c42.notion.site

p106 GitHub上で公開されている特定のリポジトリをコピーするには?

1.フォークする

他の人が公開しているリポジトリを自分のアカウントにコピーできる

2.クローンする

リモートリポジトリを自分のPCにダウンロードする

p115 ブランチを作ることによって同時並行で作業できる。

・ブランチとは、ポインタである。

・ポインタとは、簡単に言うと「今ここ!」である

・ブランチを移動するときは、チェックアウトを使う

p126 ブランチを統合する(マージ)

p131 プッシュする(コミットをリモートリポジトリに反映する)

*pushする際に、テキストだとユーザーネームを入力しているが、初めてpushする際には「CredentialHelperSelector」というダイアログボックスが表示される。詳細は上記のNotionページにて。

p137 リモートリポジトリのコミットの内容をローカルリポジトリに反映させる(プル)

p144 コンフリクトが起きたら?

業務でコンフリクトが起きたるたびにどちらを取り込んでいいのか混乱していたが、普通に考えて、現在のブランチの状態がコンフリクト画面の「head」にあたり、マージされた方が「update」の方となる。

p155 プルリクエスト(フォーク元のリポジトリに自分の提案を取り込んでもらう事)

p172 バージョン管理しなくてもよりファイルを無視する(gitignoreファイルの活用)

p176 すでにコミットしてしまったファイルを無視するには?

以下の二つの作業が必要。

・追跡をやめる

・「.gitignore」に追加する

CHAPTER4 実用Git~こんなときはどうすればいい?

ここからは発展的な内容で実務的な文脈が無いと理解が難しいように思う。都度適宜調べる領域。

「フェッチ」と「スタッシュ」は当たり前のように利用した。

CHAPTER5 Gitで広がる世界

p246 Github PagesでWebページを公開する

現在も、無料で該当リポジトリの「setting」から無料公開が可能。