『原神』~4章第1幕「ソリストの除幕」

今年の2月から、今日(5/9)にかけて『原神』のスメール編とモンド、璃月のマップ探索を行っていた。合間に資格試験もあってか、ここまで来るのに3か月近くもかかってしまった。あと正直、デイリーで消化しなければならないことが多くなってきて、そちらの消化するのに手いっぱいで、他の探索や任務の進行を行わない日も増えてきてしまい、若干『原神』に飽きてきてしまったというのもある。そんな状態だったのだが、スメールの世界任務「森林書」を終えて、宵宮の伝説任務を終えたところで、また『原神』への情熱が戻ってきた気がするので、この後の4章フォンテーヌ編は情熱持って取り組めそう。

 

 

「スメール」

スメールでは、住民が「アーカーシャ」と呼ばれるをウェアラブル端末を身に着けて、随時ネットワークに繋がっているという『攻殻機動隊』や『電脳コイル』を思わせるようなSFめいたギミックが前景にある。

住人の属性によって「アーカーシャ」上のアクセスできる情報に差異も生じるようで、また、パーソナライズされた広告やトレンドが常に表示されているというのは現代のインターネットの状況が見える。そして「缶詰知識」というネットワークに接続されていない補助記憶媒体があって、ネットワークに繋がっていないがゆえに、フィルタリングされずにその知識を使う事もできるという。ゆえに、「アーカーシャ」というビッグ・ブラザーの管理下に甘んじたくないものはそういった知識を追い求めている。

ここまでの設定は割とありきたりというか既視感のあるものに思えるのだけど、ここからは『原神』のオリジナリティが追加されたものに思える。

知識には強弱があり、それは世界樹に由来する。その強弱は現代の人間基準での生活に役立つ役立たないとは相関が無い。ここら辺の設定を深堀するような任務も今後出てきてくれることを期待。

「稲妻」編の「永遠」というキーワードのように「スメール」で序盤から折に触れて出てくるのが「夢」という単語で、おそらくこれが「スメール」編の主軸になるのだろうなと推測される。

「スメールで夢を見るのは子供だけ」「知恵の神マハールッカデヴァータによって、人は夢の中の愚かな妄想から解放された」「夢とは人類の英知の集合体」「夢を見る能力は人間にしかない」などなど、こういった夢という言葉使われる文脈を考えると、「稲妻」編で言うところの「永遠」に対置される「夢想」つまり「希望」であるというのがなんとなくわかってくる。

「スメール」編が、過去の「璃月」「稲妻」編と雰囲気が異なる点が、神である「草神」の扱いで、圧倒的なカリスマを誇っていて前者とは打って変わって、非常に幸が薄く軽い扱いを受けているのが「ナヒーダ」である。先代の草神によって祝福を受けた、一人目の賢者が設立した教令院という学術組織によって、邪魔に思われた末に、軟禁されてしまっていたりする。

この教令院内では、「六大学派」と呼ばれる派閥が存在していて、「スメール」編でのプレイアブルキャラクターの多くはここに属している。学派ごとの色分けも生々しくて好き。

「スメール」における、神が絶対者として統治するようなイメージとは異なる、偏在してどこにでもいるというのは日本の神道のようでもあるんだけど、そもそも現実のどこの国をモチーフにしているのかというのはずっと気になっていた。以下のサイトに考察がまとまっていて勉強になった。

satoh-info.com

スメールという言葉には古代インドの世界観で聖なる山という意味があります。

ラクサナリデビの「クサナリ」という言葉には由来がある様でした。テーラワーダ仏教の説話であるジャータカ物語の中に、「クサナーリ物語」があります。テーラワーダ仏教は別名「上座部仏教」といい、その源流はスリランカだそうです。

おおむねインドやスリランカ、イランあたりの南アジア地域がモチーフになっているみたいだね。背景武術やキャラの衣装からなんとなく雰囲気は伝わる物の、ネタ元を類推できるほどの学がなかったので、勉強になった。

第3章の5幕が終わったタイミングで、恒例の神(もしくは眷属)から世界観の根本に関わる重要なことを訊けるフェーズにてとんでもない事実が判明。

なんと、いままでゲーム中で登場してきた「天理」というのは事象のこと指していたわけではなくて、特定の人物を指していた模様! そしてその「天理」は主人公の旅人と同様に、この世界の外部からテイワットに来た存在で「降臨者」と呼ばれている。旅人は第四の「降臨者」であり、第一の「降臨者」が「天理」である...。そしてファデュイが収集している「神の心」も天理がテイワット大陸及び一切の「法則」を司る象徴であると...。「天理」が具体的な実態を伴ったことによって、この莫大な力をもつコイツは一体何なんだという驚きが発生した。

とにかく「スメール」編では、旅人のことを思って不安げなパイモンの様子が印象的でやたら可愛かった。



「育成」

「稲妻」をクリアしてから、ここまでで大分育成は進んで、基本的な探索用のパーティーは聖遺物の厳選を除いてほとんど完成した状態となっている。また、「冒険ランク」はとっくにLv.55に到達し、世界ランクもLv.8で問題なくフィールドボスや週ボスに対応できている。ただし、週ボスはマルチプレイで味方が必要な状態(雷電将軍とシニューラ戦は)。

メンバーは「神里綾華」「宵宮」「行秋」「ノエル」で、それぞれのレベルは90まで到達している。「天賦」は以下の通りで、こちらもほぼ役割に応じた内容をマックスまで上げ済み。

「綾華」と合わせて「凍結」反応を起こすための「水」元素のキャラクターを「バーバラ」から「行秋」に変更してところ大正解で、こいつの「元素爆発」によるダメージの底上げが大変便利で、プレイ感が大分快適になった。このメインの二人とはシナジーがあまりないものの現状なかなか手放せないのが「ノエル」で、「元素スキル」による回復と、大剣による樹木の伐採と鉱石の採取が探索時に行えるのが便利。「凍結」反応で対応できない相手用に「宵宮」も入れているので、現状、状況に応じてキャラクターを変更せずとも、このメンツでゴリ押しできる。

「深層螺旋」のようなエンドコンテンツにもたびたび挑むものの、現状は螺旋10階までが限度になるので、ここからはよりDPSを出せるような編成を考えていく必要がある。「綾香」メインの凍結パーティ向けに「楓原万葉」「ロサリア」を育成中。また、「雷電将軍」「ナヒーダ」「ヌヴィレット」「ベネット」「香菱」を控えているので、メインパーティの聖遺物厳選がある程度進んだら、こちらの育成を進めて行きたい。

そう、そして「聖遺物」の厳選である。メインパーティの天賦のレベルを充分に上げたから、「綾華」用の「氷風を彷徨う勇士」の秘境をコツコツと周回し始めた。これがなかなか手間がかかる。大体10~15回ほど周回して↓のようなスコア。

game8.jp

だいたい、スコアは30以上を目指すと文句ないレベルらしい。これ、最初は勘違いしていたんだけど、同じレアリティの聖遺物であればメインステータスの上昇値は必ず同じになるみたいね。サブステータスの項目が、それがレベル20(星5レアリティなら)になるまでに、レベル4ごとにランダムで数値が上昇するので、それが狙ったステータスになるか否かが鍵になる。特にガチでやりこむ想定が無ければ、メインステータスだけあっている聖遺物さえ引ければ、それ以上の厳選はスコアBでも申し分ないかも...。上記の、「綾香」でも普段使いのし易さが大分向上したので、もう満足かも...。

そんな感じなので、「秘境」をめぐるのに、当たり前のようにマルチプレイも活用するようになり、まったく見ず知らずの人と一緒に戦闘したり、たまにコミュニケーション撮るのにも慣れた。

たまにこんなことも...

やり始めたときは気づかなかったけど、細かいバグみたいなものがあって、自分が他プレイヤーを招待する立場で、秘境に入ってしまったあとに参加している人を招待しても通知が届かないことが度々あった。慣れてる人のワールドに招待された時の挙動を見てると、そうなってしまったら秘境自体に入りなおすのがセオリーみたいね。何回か、参加を放棄してると判断してそのまま挑戦してしまって、失礼なことをしてしまったと少し反省。
もう一つ、マルチを行う上で注意すべきことがあって、任務開始前にある程度ステージの真ん中に移動していないと締め出されてしまう。招待した人が知らないか失念してるとさっさと任務開始してしまってよく起こりがち。

このウェンティのように、周囲にバリアが張り巡らされて中心に来れない

 

「探索」

探索の進行も大分進められていて、「モンド」「璃月」「ドラゴンスパイン」「層岩巨淵・地下鉱区」までの、探索率が100%になった。

まぁ、といってもマップにある宝箱を全部取得しなければ100%にならないというものでもないので、厳密には踏破しつくしたといえないんだけどね...。それでも充分に遊んできたことの証明にはなるので満足。

合わせて、当然「モンド」「璃月」の都市評判も最大までレベルアップ済みで、少しづつ「稲妻」の探索も進行している状態。

 

...さて、もう少しでver5.0にアップデートされるという頃合いで、ver4.0にて追加された「フォンテーヌ」編に突入していく。とにかく、ここのシナリオの評判が良いので進めるのが非常に楽しみである。