『ワンパンマン』『ダンダダン』『怪獣8号』

今まで利用したことのなかったレンタルコミックサービス(ゲオ)を利用して漫画をたくさん読んだ。なんか漫画喫茶とかだと衛生的な事が気になって、あんまり積極的に活用してこなかったものの、レンタルコミックだとそこら辺の敷居が低い、気がする...(多分気のせい)。

 

アニメの第3期も決まっている『ワンパンマン』。

単行本既刊が28巻で、2800万部突破らしいけどそんなに売れてるんだ。単純計算で100万人近くシリーズ読んでる読者がいる。

アニメ1期を見たときに違和感のあったフブキ戦(9巻)の時に、急にサイタマがヒーローっぽい熱いことを言い出すのは原作準拠だったのね。アニメで唐突にそんな感じのキャラ変が起こった時は違和感あったけど、コミックだとそうでもない。これはやはり声の演技が大きいからかな。

17巻で、アニメ2期が終わったところまで。ムカデ長老が倒されて、怪人協会との戦いが続いている。ここから怪人協会編が28巻まで行っても終わらないので、3期で切りの良いところまで消化できるのかとても興味ある。

しかし戦慄のタツマキが予想以上に強くてビックリ。バトル漫画のインフレって話がつまらなくなる原因でもあるけど、主役のサイタマが最初から最強という設定もあってか、そこら辺全く気にならない。むしろどんどんインフレしていく描写が楽しいという、割と新しい読み心地だと思う。

フブキもタツマキも服が肌にペタついて筋肉が透けてる描写がやたら多くて、やたらエロい。あとソニックに代表されるやたら腰の細い美青年とか筋肉への、作者というか作画の人のフェティシズムが全開でそこも良いね。

コミック最新刊の最後が143撃目とあって、配信されてるサイト見ると最新話が236話になってるのが気になったんだけど、1話=1撃ではないみたいね。最新話が236話で、189撃目だった。ONE氏の原作基準が「撃」なのかな。話数だと異様に短い回もあったし。

しかし完結まで、50巻くらいかかりそうだな、これ。怪人協会編終わったあたりで、一気に風呂敷広げられて、正直完結を見届けるのは諦めた。まぁ、面白いんだけどね。Hunter×Hunterと同じ枠。

 

 

 

ずーと気になってた作品。既刊11巻まで読んだ。

しかしとにかく絵が美味い。この作者の龍幸伸さんにせよ、チェンソーマンの藤本タツキさんにせよ、呪術廻戦の芥見下々さんにせよ、2010年代以降のジャンプ系の漫画家の画力は異様なことになってる気がする。

妖怪や宇宙人といった非日常を、雑駁にとにかく詰め込んだらもっと面白くなりそうなんだけど、なんかイマイチ。これ、無理矢理な若者言葉とかキャラ設定が滑ってるからな気がする。なんか漫画が下手とか読みづらい訳ではなく、説明過剰なギャグが寒いというか……。とにかく台詞回しだけ、どうにかしてくれーと思わせる。

4巻あたりで、チラッと、宇宙人の侵略から地球を守ってるのは妖怪だった、みたいな話の根幹が見えるあたりで面白くなってくるものの、全体的にまったりとした感じ。

 

 

 

既刊10巻を一気に読み終えた。めちゃめちゃ面白い!最近『日本のマンガ・アニメにおける「戦い」の表象』なんて本を読んだせいか、キャラが絆で駆動しまくるのがちょっと引っかかった。そんなにちょっとした縁で、そこまで他人のことを思うかね、というのがね。普通に使命感とか職業倫理で良いのでは?

四ノ宮キコルのキャラ造詣が特に好き。小柄なツインテールの少女で、身の丈超えるような大斧を担いでるって、これは『テイルズ・オブ・シンフォニア』のプレセアだな。なんか懐かしかったよ。

2024年4月からのアニメ化も非常に楽しみ。

 

全部で50巻近くレンタルしても、2600円ほどだったので非常にお得。

今後はガンガン利用していきたいと思う。